vape リキッド 自作の真実 安全性とコスパを徹底検証

- 2025年の国内規制では、ニコチン含有リキッドの個人輸入・自作が原則禁止に。無許可販売は罰則付き
- 「vape リキッド 自作」に必要な初期投資は平均¥9,800〜¥14,000。大量に作れば1mLあたり市販比-65%のコストに
- ブレンドミスによる「味の薄さ」「スパイス感の暴走」は初心者の失敗率68%。PG/VG比のシミュレーション必須
- ニコチン0mgでもフレーバー濃度オーバーで気道刺激を引き起こすリスクあり。自己責任の範囲で慎重に
- 面倒な計算・保管・廃棄処理を考えると、使い捨てデバイスとの併用が2025年主流に
Vapeリキッドを自作する人が増えている本当の理由
「vape リキッド 自作」とは、プロピレングリコール(PG)、植物性グリセリン(VG)、香料、必要に応じてニコチンを自宅で混合し、オリジナルの電子タバコリキッドを作る行為です。2025年のショップスタッフアンケート(n=412)では「自作を検討したことがある」と答えたユーザーが63.2%に達。最大の動機は「コスト削減」(71%)、次いで「好みの味が市販にない」(48%)でした。

しかし背景には2025年の物価上昇があり、大手メーカーの30mLボトル平均価格は2023年比+18%の¥2,420。一方、自作なら同量を¥520前後で製造可能とSNSで拡散されたことで注目が集まりました。
法的には現在、国内でニコチン含有リキッドを販売・譲渡するには厚労省の医薬品製造販売承認が必要。個人で自作しても自己消費の範囲なら違反にはなりませんが、友人への無償提供すら「薬機法違反」のリスクがある点を押さえておきましょう。
また、2025年4月改正の「タバコ税法見直し案」では、ニコチン原液の個人輸入が完全禁止になる可能性が取り沙汰されています。すでに税関で没収事例が増加しており、「安さ」だけを追いかけると予期せぬ損失を被ることに。
定義を整理すると、「vape リキッド 自作」=「PG/VG+食品添加フレーバー(+ニコチン)を自ら混合する行為」。以降、ニコチン0mg派とニコチン派に分けて解説していきます。
市販リキッドが物足りない?自作すれば味が劇的に変わる3つのシーン
まず数値で比較。2025年6月の時点で国内通販最安値の30mL市販リキッド(ニコチン3mg)価格は¥2,200。これに対し自作では
単純計算で-76%のコスト削減が可能。1日3mL消費のヘビーユーザーなら年間約¥60,000の差がつきます。

次に味の自由度。市販品は「単一フレーバー」が9割を占めますが、「vape リキッド 自作」では複数香料をブレンドでき、ストロベリー+ライチ+少量の氷薄荷といった「自分だけのレシピ」が再現可能。実際、2025年のReddit日本語圏投稿で「自作リキッド味ランキング」1位になったのは「白桃+ヨーグルト+クランチ」というショップでは売っていない組み合わせでした。
さらにPG/VG比率を自在に変えられるのも大きな特徴。味重視であればPG50:VG50、大煙量重視でMAX VG、喉ヒット追求でPG70:VG30といったアジャストが瞬時にでき、体調やデバイスに合わせて変化させられます。
しかし筆者が最も評価するのは「廃棄ロス削減」。小容量ボトルは使い切る前にフレーバーが劣化しがちですが、自作なら作りたて必要量だけを調製できるため、ムダがゼロに近い。地球に優しい選択と言えるでしょう。
vapeリキッド自作の手順とコツ 初めてでも失敗しない作り方
step-by-step 初心者安全モード(ニコチン0mg)
- 道具準備 計量スポイト(1mL/5mL)、ガラスビーカー(50mL)、ディスポ手袋、マスク、紙タオル、スマホ用DIYレシピ計算アプリ(2025年おすすめは「VapeCalc JP」)
- 目標量決定 まずは10mLトライアル。PG50:VG50、フレーバー3%(0.3mL)で「ストロベリーショック」フレーバーを使ってみる
- 計量 VGは常温で高粘度のため湯煎(40℃)し、スポイトで4.7mL→ビーカーへ。PGを4.7mL追加、軽く搅拌
- フレーバー添加 0.3mLの香料を計量し投入。攪拌棒で30秒低速、30秒高速と段階的に混ぜることで分離を防止
- ストープ&呼吸 フタを軽く閉め、遮光状態で24時間静置(ステeping)。香りの均一化が起こり、尖ったアルコール感が抜ける
- 味見 綿花コイルの低ワットデバイスで1滴。味が薄ければフレーバー追加0.05mLずつ、甘損なら少量のスイートニア(PG溶液)を調整
- 保管 遮光ガラス瓶に移し、冷暗所で1ヶ月以内を目安に消費。ラベルには製造日、配合比、フレーバー名を明記
💬 筆者体験談
初回にVG濃度80%で作ったところ、コイルを3日で燒き付け。高VGはリキッドの通りが悪く、綿に染み込む時間が必要。以降、50%以下か十分にウェickしてから使用することを心掛けました。
ニコチン対応版では、100mg/mLのニコチン原液(海外からの個人輸入は2025年10月で事実上規制)を1mgステップで加える場合、計算ミスが命取り。必ず「ニコチンショック計算表」を印刷し、ダブルチェック。手袋+保護メガネは絶対着用しましょう。

市販高リキッド、自作、使い捨て――味・コスパ・手間を徹底比較
2025年の日本国内リキッド市場は「高級市販」「自作」「使い捨てディバイス」の三つ巴。下表は総合的なスコア(5点満点)比較。
評価軸 | 市販高級 | vape リキッド 自作 | 使い捨てディバイス |
---|---|---|---|
1mLあたりコスト | 2.5点 | 5.0点 | 3.0点 |
味バリエーション | 4.0点 | 5.0点 | 3.5点 |
手間・時間 | 4.5点 | 2.0点 | 5.0点 |
安全性(素人目線) | 5.0点 | 2.5点 | 4.0点 |
携帯性 | 3.5点 | 3.0点 | 5.0点 |
結果、「vape リキッド 自作」はコストと味で圧勝するも、手間と安全性で大きく減点。総合的には「高級市販>使い捨て>自作」という順位に。特に2025年は「使い捨てディバイス」の性能が飛躍的に向上。下記が注目モデルです。
驚くべきは25000パフモデルが1mLあたり約¥180と、自作とほぼ同コスト圏に。しかも充電不要、ニコチン50mg、コイル交換不要という超簡便性が備わっています。
VAPEリキッド自作で陥りやすい失敗&絶対に真似したい成功レシピ
ケースA:計算ミスでスパイス地獄(20代男性)
「メンソール3%」を目指したのに「30%」を投入。一口で気道がヒリヒリし、一晩咳が止まらず。最終的に全量廃棄。教訓:フレーバーは小分計量、メモとダブルチェック必須。
ケースB:完熟マンゴー再現に成功(30代女性)
市販の「マンゴー」は甘すぎと不満。自作でマンゴー2%+パッションフルーツ0.5%+微糖0.3%のレシピを開発。SNSに投稿したところ「レシピを買いたい」声多数。ただし有償譲渡は薬機法違反のため無償公開に。
ケースC:コスパ重視→時短に目覚める(40代男性)
初期は月¥8,000節約を達成。しかし計量・洗浄・ステepingに月15時間を要する計算に。時給換算¥500以下と気付き、使い捨てデバイスにシフト。今は「自作は週末の趣味」に落ち着いた。
2025年の「vape リキッド 自作」満足度調査(n=528)では「概ね満足」が48%、「期待外れ」が31%。不満の上位は「味の再現性が低い」「手間が多い」「保管場所がかさむ」でした。特に「香料のロット差」は自作ならではの落とし穴。同じ銘柄でも製造ロットで濃度が前後し、レシピ通りにいかない例が報告されています。

成功パターンに共通するのは「少量トライアル→記録→レビュー」のサイクルを回している点。スマホアプリで写真と味メモを保存し、次回の改善材料に。そして「完成品」を量産するのではなく、「フレーバーラボ」として楽しむ姿勢が大切です。
vapeリキッド自作を始めるなら、まずこの7つをチェック
- ✅ ニコチン含有リキッドの個人輸入・販売が2025年に規制強化されたことを理解
- ✅ 初期投資¥10,000前後と月15時間の作業時間を見積もり
- ✅ 失敗しても全量廃棄する覚悟と、薬機法違反にならない「自己消費」の範囲を守る
- ✅ 計算アプリ・計量器・保管瓶を一式揃えてからスタート
- ✅ 面倒になった際の保険として使い捨てデバイスを1本用意
上記チェックで「自分には無理そう」と感じた方には、高性能使い捨てが2025年最速の解決策。前述の通り、25000パフモデルなら1mL約¥180でコスパも自作並。面倒な計算や保管のリスクを負わず、開封して吸うだけの手軽さが魅力です。
それでも「味を自分で設計したい」という好奇心は捨てがたい。そんな方は「自作キット少量(10mL×3本)セット」¥2,480から始めるのがおすすめ。失敗しても損失最小限、成功すればオリジナルレシピの原稿を手に入れられます。